AURALEE徹底解説:「素材から作る。これが私たちの全てです。クリエーションの出発点は常に素材であり、それをどう引き立てるかというシンプルな問いに立ち返ることを大切にしています。」 – 岩井良太

Japan

素材から紡ぎ出す究極のエバーグリーンウェア

こんにちは、ファッション愛好家の皆さん。今回は日本のブランド「AURALEE(オーラリー)」をご紹介します。素材とその加工、そして洗練されたシルエットを追求し、時代を超えて着続けられる「エバーグリーンウェア」を提案するAURALEEの魅力に迫ります。

創設者格言:岩井良太の哲学

「素材から作る。これが私たちの全てです。クリエーションの出発点は常に素材であり、それをどう引き立てるかというシンプルな問いに立ち返ることを大切にしています。」 – 岩井良太

AURALEEの創設者である岩井良太は、素材開発からクリエーションを始める独自のアプローチで知られています。「着続けることで愛着が増す服」を理念に、流行に左右されない普遍的な魅力と長く着用できる品質を追求しています。

「良い素材は良い服の始まりであり終わりでもある。素材そのものの魅力を最大限に引き出すことこそが、私たちの役割だと考えています。」

岩井氏のクリエイションの核心には、素材への絶対的な敬意があります。世界中から厳選された原料を日本の高度な技術で紡ぎ、織り、染め、そして縫製するというプロセスの各段階に深く関わることで、他には見られない質感と風合いを持つ服を生み出しています。シンプルでありながらも唯一無二の存在感を放つAURALEEの服は、このような姿勢から生まれています。

ブランド沿革:AURALEEの歩み

出来事
2015年岩井良太がAURALEEを設立。東京・代官山に旗艦店をオープン
2016年国内の有力セレクトショップでの取り扱いが拡大
2017年ニューヨークファッションウィークにてシーズンコレクション発表を開始
2018年欧米の高級セレクトショップでの取り扱いが本格的に開始
2019年パリファッションウィークでのプレゼンテーションをスタート
2020年ニューバランスとのコラボレーションモデル「R_C2」発表
2021年新宿伊勢丹のメンズ館にポップアップストアをオープン
2022年サステナブルな素材開発への取り組みを強化
2023年京都にショップインショップの新店舗をオープン

ブランドの誕生

AURALEEは2015年、岩井良太によって東京で設立されました。ブランド名の「AURALEE」は、「オーラ(AURA)」と「物語(LEE)」を組み合わせた造語で、素材そのものが放つ独特の雰囲気と、それが作り出す物語性を表現しています。創業以前から素材開発やアパレル業界での経験を積んだ岩井氏は、「素材から作る」という視点を重視し、製品開発の段階から生地メーカーと緊密に協力する独自のアプローチを確立。ブランド設立と同時に東京・代官山に旗艦店をオープンし、素材の魅力を最大限に引き出したシンプルで洗練されたデザインのコレクションを発表しました。

国内での評価と成長

設立直後から、その素材へのこだわりと洗練されたデザインは、国内のファッション関係者から高い評価を受けました。2016年には有力セレクトショップでの取り扱いが拡大し、コアなファッション愛好家の間で急速に支持を広げていきました。特に、素材の風合いや着心地の良さ、そして時代に左右されないデザインは、ファストファッション全盛の時代において、質の高いワードローブを求める層に強く訴求。単なるトレンドではなく、長く愛用できる服を求める消費者の価値観の変化とも共鳴し、着実にファン層を拡大していきました。

国際的な展開

2017年からニューヨークファッションウィークでのコレクション発表を開始し、国際舞台での認知度を高めていったAURALEE。翌2018年には欧米の高級セレクトショップでの取り扱いが本格的に始まり、グローバルな展開を加速させました。2019年にはパリファッションウィークでのプレゼンテーションをスタートさせ、国際的なファッションシーンにおける存在感を強化。日本の素材と技術へのこだわりを基盤としながらも、グローバルな視点を持つそのデザインアプローチは、国境を越えて共感を呼び、特に質の高い素材と洗練されたミニマリズムを重視する欧米のファッション愛好家から強い支持を獲得していきました。

コラボレーションと新たな挑戦

2020年には、スポーツブランドのニューバランスとのコラボレーションモデル「R_C2」を発表。AURALEEらしい洗練された色使いと素材選びが、スニーカーというフォーマットでも高く評価されました。また、2021年には新宿伊勢丹のメンズ館にポップアップストアをオープンするなど、より幅広い層へのアプローチも強化。2022年以降は、サステナブルな素材開発への取り組みも積極的に進め、環境への配慮と高品質なものづくりの両立を模索しています。2023年には京都にショップインショップの新店舗をオープンし、日本の伝統と現代の融合という視点からも、ブランドの世界観を広げ続けています。

素材開発へのこだわり

AURALEEの特筆すべき点は、その徹底した素材開発へのこだわりです。一般的なブランドがすでに市場に存在する生地から選択するのとは異なり、AURALEEは原料の選定から関わり、紡績、織り、染め、加工の各工程に深く関与。日本各地の専門工場と緊密に協力しながら、独自の素材を開発しています。

例えば、オーストラリアやペルーから厳選された原毛を日本の技術で紡ぎ、織り、染めるというプロセスや、特殊な加工技術を用いた独自のコットン素材の開発など、素材そのものの魅力を最大限に引き出すための探求は、ブランドの核心的な価値となっています。このようなアプローチにより、見た目のシンプルさの中に宿る豊かな表情と質感、そして着用するほどに増していく風合いという、AURALEEならではの特徴が生まれています。

ブランドライン:AURALEEのアイテム

メンズコレクション

AURALEEのメンズラインは、洗練されたシルエットと上質な素材感が特徴です。装飾を最小限に抑えたミニマルなデザインながらも、絶妙なプロポーションと素材の表情によって、強い存在感を放ちます。特に、オーバーサイズすぎず、タイトすぎない適度なリラックス感のあるシルエットは、様々な体型に馴染みやすく、長期間着用できる普遍性を持っています。素材の魅力を最大限に活かしたシャツ、ニット、アウターなどのアイテムは、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンで活躍します。

ウィメンズコレクション

メンズラインと同様の素材とアプローチを女性向けに解釈したウィメンズコレクションは、女性らしさを過度に強調せず、知的で洗練された印象を与えます。シンプルなデザインの中に、さりげない女性らしさを取り入れた絶妙なバランス感覚が魅力で、職場からプライベートまで幅広く活用できる汎用性の高さも特徴です。特に、ニットやシャツなどのベーシックアイテムは、その素材の風合いと着心地の良さで、長く愛用できる定番として人気を集めています。

代表的なアイテム

AURALEEには多くの人気アイテムがありますが、特に代表的なものとして以下が挙げられます:

アイテム名特徴
BABY CASHMERE KNIT最高級のベビーカシミアを使用したニットシリーズ。通常のカシミアよりもさらに細い繊維で作られているため、類稀なる柔らかさと軽さを持ちながらも、適度な弾力性があります。特殊な編み方と丁寧な仕上げにより、着るほどに体に馴染み、長く使えば使うほど風合いが増していくという特性を持っています。ミニマルなデザインながらも、素材の贅沢さと着心地の良さで、多くのファンを持つAURALEEの代名詞的存在です。
WOOL MAX GABARDINE SLACKS厳選されたハイクオリティウールを用い、日本の技術で織り上げたギャバジン生地を使用したスラックス。高密度で織られた生地でありながら、柔らかな着心地と美しいドレープ性を両立させています。テーラリングの技術と現代的なシルエットのバランスが絶妙で、フォーマルなシーンにもカジュアルダウンした着こなしにも対応する汎用性の高さが特徴。素材の風合いと仕立ての良さから、着続けることで体に馴染み、経年変化も楽しめるアイテムとして評価されています。
SELVEDGE WEATHER CLOTH COATオリジナルで開発されたコットン生地「セルヴィッジウェザークロス」を用いたコートシリーズ。特殊な織り方と加工により、高密度でありながらも柔らかく、適度な防風・撥水性を持つ独自の生地が特徴です。シンプルなデザインながらも、素材の表情と絶妙なプロポーションによって強い存在感を放ちます。着用を重ねることで生地に現れる独特のエイジングが魅力で、長く愛用することで唯一無二の表情を見せるコートとして、多くのファッション愛好家から支持されています。
WASHED FINX TWILL SHIRTS長繊維綿を高密度に織り上げた後、特殊な洗い加工を施したシャツシリーズ。生地の持つハリと滑らかさを維持しながらも、洗いによる柔らかな風合いと独特の表情を併せ持っています。シンプルなデザインながらも、襟の形状や身幅のバランスなど細部へのこだわりが感じられる仕上がりで、カジュアルにもきれいめにも対応する汎用性の高さも魅力。長く着用することで体に馴染み、より風合いが増していく特性があります。
HIGH COUNT LIGHT NYLON BLOUSON超高密度に織られた軽量ナイロン生地を用いたブルゾン。通常のナイロン製品とは一線を画す独特の風合いと光沢感が特徴で、軽さと強度、そして優れた撥水性を併せ持っています。ミニマルなデザインと計算されたシルエットにより、スポーティーな要素がありながらも大人の品格を感じさせる絶妙なバランスを実現。季節の変わり目に活躍するアウターとして、またレイヤードスタイルのアクセントとしても重宝されています。

ニューバランスコラボレーション

R_C2 – 素材の探求から生まれたスニーカー

2020年から始まったニューバランスとのコラボレーションシリーズ「R_C2」は、AURALEEの素材へのこだわりとニューバランスの技術力が融合した特別なプロジェクトです。独自に開発された素材や色彩感覚をスニーカーというフォーマットに落とし込み、日常に馴染みながらも特別な存在感を放つシューズを実現しています。

特に特徴的なのは、AURALEEらしい落ち着いたカラーパレットと上質な素材使い。ニューバランスの定番モデルをベースに、スエードやメッシュなどの素材の組み合わせと、独自の色彩感覚による控えめながらも印象的なデザインが、多くのファッション愛好家から支持を集めています。機能性とデザイン性を高次元で融合させたこのコラボレーションは、両ブランドのファンだけでなく、スニーカーコレクターからも高い評価を受けています。

ブランド愛用者:AURALEEを愛する人々

AURALEEは露骨なマーケティングや華やかな宣伝活動より、製品そのものの品質と価値で支持を広げてきました。そのため、有名人の派手な愛用よりも、ファッションや文化、アートなど様々なクリエイティブ分野で活躍する人々からの静かな支持を得ていることが特徴です。

クリエイター

  • 佐藤オオキ(プロダクトデザイナー)– 仕事着としても愛用
  • 吉田ユニ(アーティスト)– インタビューでも言及
  • 津田直(建築家)– 工事現場でも着用可能な実用性を評価
  • 細川雄太(グラフィックデザイナー)– 私物として愛用

ミュージシャン・俳優

  • 米津玄師 – プライベートでの着用が目撃される
  • 石橋静河 – インタビューでの着用も
  • 小田切讓 – 私服としても愛用
  • 青葉市子 – ライブ衣装として選択することも

ファッション業界人

  • 中村達也(スタイリスト)– 早くから注目
  • 南貴之(ファッション誌編集者)– 私服でも愛用
  • 原宿(アートディレクター)– 仕事着としても着用
  • 松浦弥太郎(編集者)– エッセイでも言及

ユーザーの声

VOICE

「AURALEEの服は、着ていることを忘れるほど体に馴染むのに、不思議と存在感があります。素材の良さ、縫製の丁寧さ、そしてシルエットのバランス—全てが計算され尽くした結果の自然さを感じます。私にとっては作業着であり、外出着であり、時には特別な場所へ行くための服でもある。そんな万能さが魅力です。」

— 佐藤オオキ(プロダクトデザイナー)

AURALEEの愛用者に共通しているのは、素材の質や着心地の良さ、長く着続けられる普遍的なデザインへの評価です。流行に左右されず、自分のライフスタイルに溶け込む服を求める人々にとって、AURALEEは理想的な選択肢となっています。また、職業や年齢を問わず、ものづくりの真摯さや品質へのこだわりを理解し、評価できる人々からの支持が特に強いことも特徴です。

国際的な評価

日本国内だけでなく、国際的にもAURALEEへの評価は高まっています。特に欧米のファッション先進国では、日本のクラフトマンシップとミニマリズムを体現するブランドとして認知され、主要都市の高級セレクトショップで取り扱いが拡大しています。『Monocle』や『The Gentlewoman』などのライフスタイル・ファッション誌でも取り上げられ、グローバルなファッションシーンでも影響力を持つようになってきました。

また、素材開発へのこだわりや長く着続けられる服作りという哲学は、近年高まるサステナビリティへの関心とも共鳴し、「ファストファッションへのオルタナティブ」として国際的な支持を集めています。

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