日本が誇る現代ファッションの多面性
こんにちは、ファッション愛好家の皆さん。今日は日本が世界に誇るファッションブランド「FACETASM(ファセッタズム)」について深掘りしていきます。多面体を意味するブランド名のように、さまざまな要素を融合させた独自のスタイルで、国内外から高い評価を受けているこのブランドの魅力に迫ります。
創設者格言:落合宏理の美学

「ファッションには正解がない。だからこそ、自分が本当にやりたいことをやる。既成概念にとらわれず、多面的な視点で服を作り続けたい。」 – 落合宏理
FACETASMのデザイナー落合宏理は、しばしばこのような言葉で自身のブランド哲学を表現します。彼の言葉からは、固定観念に囚われない自由な発想と創造性を大切にする姿勢が伝わってきます。
「一つの服の中に様々な要素を詰め込みたい。それは街で見かける人々のように、一人一人が持つ多面性を表現したいから。」
落合氏は服作りを通じて人間の複雑さや多様性を表現することを目指しています。相反する要素や異なるテイストを一つの服の中に融合させるという彼のアプローチは、現代ファッションの中でも独自の存在感を放っています。
ブランド沿革:FACETASMの歩み
年 | 出来事 |
---|---|
1999年 | 落合宏理が文化服装学院を卒業 |
2007年 | 「FACETASM」としてブランドを設立。初のコレクション発表 |
2010年 | 東京コレクションに初参加。「東京ニューエイジ」の代表的ブランドとして注目を集める |
2012年 | 伊勢丹新宿店にてポップアップショップを展開。国内での認知度が急上昇 |
2015年 | 国際的なファッションプラットフォーム「LVMH プライズ」のセミファイナリストに選出 |
2016年 | パリメンズファッションウィークに初参加。国際的な評価を獲得 |
2017年 | The North Faceとのコラボレーションを開始。国際的な知名度が大幅に向上 |
2019年 | ブランド設立12周年を記念した特別コレクションを発表 |
2022年 | 東京・原宿に直営店「FACETASM OMOTESANDO」をオープン |
2024年 | サステナブルラインを本格展開。アーカイブリメイクプロジェクトを開始 |
ブランド誕生と初期の展開
FACETASMは2007年、文化服装学院を卒業して数年間の経験を積んだ落合宏理によって設立されました。ブランド名の「FACETASM」は、多面体を意味する「facet」と、「~ism(主義)」を組み合わせた造語で、様々な要素を多角的に取り入れるという落合氏の服作りの哲学を表しています。初期のコレクションから、既存の概念にとらわれない自由な発想とミックス感覚が特徴的で、日本のストリートカルチャーとハイファッションの境界を曖昧にする新しいスタイルとして注目を集めました。
東京コレクションと国内での評価
2010年には東京コレクションに初参加し、「東京ニューエイジ」を代表するブランドとして国内での評価を高めていきます。従来のメンズウェアやレディースウェアの枠組みを超えたジェンダーレスな表現や、異なるテイストを混ぜ合わせる独特のデザインアプローチは、変化を求める若い世代から強い支持を受けました。2012年の伊勢丹新宿店でのポップアップショップ展開は大きな反響を呼び、ファッション業界だけでなく一般のファッション愛好家にもその名が広く知られるようになりました。
国際的な評価と成長
2015年にはLVMHプライズのセミファイナリストに選出され、国際的なファッション界での評価が高まります。2016年からパリメンズファッションウィークに参加するようになり、世界的なバイヤーやプレスからも注目されるようになりました。日本的な感性とグローバルな視点を融合させた独自のスタイルは、国際的なファッションシーンにおいても新鮮な存在として受け入れられ、着実にグローバルなファンを獲得していきました。
コラボレーションによる展開
2017年からスタートしたThe North Faceとのコラボレーションは、FACETASMの知名度を一気に高めるきっかけとなりました。機能的なアウトドアウェアに落合氏の独自の解釈を加えたコレクションは国際的に話題となり、その後も様々なブランドやアーティストとのコラボレーションを通じて、表現の幅を広げていきます。これらのコラボレーションは単なる商業的な成功を超え、FACETASMの多面的なデザインアプローチをより広い層に伝える役割も果たしました。
直営店オープンとブランドの深化
2022年には東京・原宿に直営店「FACETASM OMOTESANDO」をオープンし、ブランドの世界観をより直接的に伝える場を創出しました。単なる販売拠点ではなく、落合氏のクリエイティブな思考を空間全体で表現する場所として、ファンとブランドを繋ぐ重要な拠点となっています。店内のレイアウトや什器にもFACETASMらしい多面的なアプローチが反映され、買い物体験そのものがブランドの哲学を体現するものとなっています。
サステナビリティとアーカイブの活用
2024年からはサステナビリティへの取り組みを本格化させ、特に過去のアーカイブピースを再解釈・リメイクするプロジェクトを始動しました。過去と現在を融合させるというアプローチは、多面的な視点を重視するFACETASMの哲学と自然に調和するものです。持続可能なファッションの在り方を模索しながらも、クリエイティブな表現を犠牲にしないという姿勢は、現代のファッション業界における重要な実践例となっています。
ブランドライン:FACETASMのコレクション
メインコレクション
メンズとレディースの境界を曖昧にしたジェンダーレスなデザインアプローチが特徴。異なるテイストや要素を混ぜ合わせ、一見相反するものを融合させる独自のミックス感覚が表現されています。立体的なパターンワーク、レイヤリングの妙、予想外の素材使いなど、常に新鮮な驚きをもたらす実験的なアイテムが多く含まれています。
SIDE-FAC(サイドファック)
2014年からスタートしたセカンドライン。メインラインの創造性と実験精神を継承しながらも、よりデイリーユースに適したデザインと手頃な価格帯が特徴。Tシャツやスウェットなどのカジュアルアイテムを中心に、FACETASMの世界観をより広い層に届けることを目指しています。シーズンごとに異なるテーマで展開され、コレクターアイテムとしても人気。
コラボレーションライン
FACETASMは様々なブランドやアーティストとのコラボレーションも積極的に行っています。特に注目すべきは以下のコラボレーションです:
コラボレーション | 年 | 特徴 |
---|---|---|
The North Face | 2017年〜 | 「The North Face Purple Label」との継続的コラボレーション。機能的なアウトドアウェアにFACETASMらしい解体と再構築のアプローチを加えた独創的なコレクション。 |
Levi’s | 2018年 | デニムの歴史と伝統を持つLevi’sとのコラボレーション。デニムの概念を再解釈し、カットアップと再構築によって新しい形を提案。 |
fragment design | 2020年 | 藤原ヒロシ率いるfragment designとの限定コレクション。ミニマルとマキシマルの対比が生み出す独特の緊張感が特徴的。 |
Jordan Brand | 2023年 | スポーツウェアの代名詞Jordan Brandとの共同企画。バスケットボールカルチャーとFACETASMの実験的なデザインの融合。 |
アクセサリーライン
FACETASM Objects
2018年から展開を強化しているアクセサリーライン「FACETASM Objects」は、バッグ、帽子、ジュエリーなどのアイテムを展開しています。服と同じく、既存の概念を覆す独創的なデザインが特徴で、特にバッグは独自の構造とディテールで人気を集めています。また、アーティストとのコラボレーションによるアートピースのようなジュエリーも、ファッション愛好家だけでなく、アートコレクターからも注目されています。
ブランド愛用芸能人:FACETASMを愛する著名人たち
FACETASMは、その独創的で実験的なデザインから、ファッションに対する深い理解と冒険心を持つ著名人たちに特に支持されています。型にはまらない自己表現を大切にする人々からの支持が特徴的です。
国内セレブリティ
- 菊地凛子 – 国際的な映画祭やイベントでFACETASMを着用
- 常田大希 – King Gnuのボーカリストとして、ステージや音楽活動で着用
- 水原希子 – 雑誌撮影やプライベートでブランドを愛用
- 野田洋次郎 – RADWIMPSのボーカリストとして、ライブやメディア出演で着用
国際的セレブリティ
- トラヴィス・スコット – 音楽活動やストリートスナップで着用
- ビリー・アイリッシュ – ユニークなスタイルの一部としてFACETASMを取り入れる
- エズラ・ミラー – レッドカーペットやインタビューでの着用が話題に
ミュージシャン・アーティスト
- 米津玄師 – ミュージックビデオやライブパフォーマンスで着用
- アレキサンダー・ワン – 同じデザイナーとして落合氏の作品を評価し私服でも着用
- KOHH – 音楽活動やSNSでFACETASMを頻繁に着用
著名人コメント
VOICE
「FACETASMの服は着るたびに新しい発見がある。一つの服の中に複数の服が存在しているような多面性が魅力です。自分自身の多面性を表現したいとき、いつもFACETASMを選んでいます。」
— 常田大希
まとめ:FACETASMの魅力と未来
FACETASMは、創設者である落合宏理の多面的な視点と自由な発想から生まれる独創的なデザインによって、日本の現代ファッションシーンに新たな風を吹き込んできました。既存の枠組みにとらわれず、相反する要素を融合させるという独自のアプローチは、変化し続ける現代社会における自己表現の複雑さを反映するものとして、国内外で高い評価を得ています。
ブランドの強み
- 従来の概念を覆す実験的なデザインアプローチ
- 異なる要素を混ぜ合わせる独自のミックス感覚
- ジェンダーレスな表現による自由な発想
- 日本的な感性とグローバルな視点の融合
今後の展望
- サステナビリティへの取り組みのさらなる進化
- アーカイブを活用した時間軸を超えたコレクション展開
- テクノロジーと伝統技術の融合による新たな表現
- グローバル市場における日本発ブランドとしての存在感強化
設立から現在まで、常に独自の道を歩み続けてきたFACETASM。今後もファッションの枠を超えた多面的な表現の可能性を追求し、日本を代表する現代ファッションブランドとして進化し続けることでしょう。特に、近年始まったアーカイブリメイクプロジェクトやサステナビリティへの取り組みは、過去と未来をつなぐブランドの新たな挑戦として注目されています。
あなたもFACETASMの多面的な世界に触れてみませんか?
既成概念を超えた自由な発想と多様な表現を体現するFACETASMの服を、ぜひ体験してみてください。一つの服に様々な面を持つその魅力は、着る人自身の多面性を引き出すでしょう。
この記事が、ファッションやデザインに興味を持つ皆さんのブランド理解の一助となれば幸いです。次回は別のデザイナーブランドについて深掘りしていきます。お楽しみに!